「怒り」を「楽しい」に変え、教師も子どもも笑える“楽級”へ

子どもを怒ることに葛藤を抱えている教師は少なくないだろう。現役の公立小学校教員の松下隼司氏は、「怒り」や「叱る」を「楽しい」「笑顔」に転換する手立てを紹介する著書を昨年7月に上梓した。その取り組みから、先生と子ども達、双方のウェルビーイングを高めるヒントを探る。

怒りを我慢することを止め
子ども目線で楽しいを考える

松下 隼司

松下 隼司

大阪府大阪市立豊仁小学校 教諭
1978年生まれ。奈良教育大学卒業後、演劇活動を小劇場を中心に10年間行い、その後小学校教諭に。アンガーマネジメントの資格(キッズインストラクター・ファシリテーター)を取得。受賞歴に、第4回全日本ダンス教育指導者指導技術コンクールで文部科学大臣賞、令和4年度 文部科学大臣優秀教職員表彰などがある。主な著書に『むずかしい学級の空気をかえる楽級経営』(東洋館出版社)、『ぼく、わたしのトリセツ』(アメージング出版)など。

── 昨年、『むずかしい学級の空気をかえる楽級経営』を上梓した背景を教えてください。

松下 私は元々怒りやすい性格でした。教師になってもそのままで、「今まで12時に昼食を食べていたのに、なんで給食の時間は12時半からやねん」とお腹が空いただけでイライラしていました。さらに、かつて担当していたクラスでは半分が遅刻してくるような状態。起立性調節障害、ネグレクトなどそれぞれ理由はありましたが、大半はゲームのし過ぎで寝不足なのが原因。「学校に来なアカン!宿題せなアカン!」と怒ってばかりいました。

(※全文:2587文字 画像:あり)

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