「将来を選ぶ」から「将来をつくる」学びへ 探究的な学びとキャリア教育
探究的な学びとキャリア教育が結びつくとき、生徒は「何を選ぶか」ではなく「どう生きたいか」を問い始める。総合的な探究の時間を核にした学校実践から、その意味を考える。
なぜ「キャリア教育×探究」なのか
酒井 淳平
立命館宇治中学校・高等学校 教諭
立命館宇治中学校・高等学校でキャリア教育部の立ち上げを行い。その後文科省の指定を受けながら、探究×キャリア教育を大切にした総合的な探究の時間のカリキュラム開発に挑戦。著書に『探究の現在地とこれから(明治図書)』など。中央教育審議会 生活、総合的な学習・探究の時間ワーキンググループ委員。
キャリア教育と聞いて、読者のみなさんはどんなことを思い浮かべられますか?職業選択や職場体験などを思い浮かべる方もおられるかもしれません。しかし今、こうしたキャリア教育のイメージそのものを問い直す時期に来ているのではないでしょうか。
生成AIの急激な進化など、社会の急速な変化を実感することが増えています。そんな社会を生きていく今の生徒たちに必要なのは「将来を選ぶ力」ではなく「将来をつくる力」です。キャリア教育は職業選択の準備ではなく、「自分は何者として社会とかかわるのか」を問い続ける学びです。総合的な探究(学習)の時間は、それを具体的な経験として実現する場だと言えるでしょう。
(※全文:2454文字 画像:あり)
全文を読むには有料プランへのご登録が必要です。
※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。