最新ITとアカデミアの知見を活用 いじめの防止から解決までを実現

スタートアップのスタンドバイは、いじめの未然防止から早期発見、早期対応に向けて、「匿名いじめ報告相談アプリ」など様々なサービスを展開している。GIGAスクール構想で整備された1人1台端末環境を活かした次世代のいじめ対策について、代表取締役の谷山大三郎氏に話を聞いた。

海外で広がる「匿名いじめ報告相談アプリ」を
日本へ

谷山 大三郎

谷山 大三郎

スタンドバイ株式会社 代表取締役
株式会社リクルートを経て、NPO法人企業教育研究会の職員として教育の現場に携わる。自身の経験からいじめ対策に本腰を入れたいという願いのもと、NPO在職中にスタンドバイ株式会社を起業。千葉大学教育学部附属教員養成開発センター特別研究員、大阪教育大学 客員准教授、一般社団法人standbyyou代表理事。

誰か一人でも手を差し伸べてくれる人がいれば、生きていこうと思える──。自身もいじめにあった体験からそう話すのは、いじめの未然防止から早期発見、早期対応に向けて様々なサービスを提供するスタンドバイ代表取締役の谷山大三郎氏だ。

スタンドバイでは「助けたい人を助けられる社会」の実現を目指して、いじめ防止授業、匿名いじめ報告相談アプリ「STANDBY」、こころの健康観察及びいじめリスクアセスメントアンケートアプリ「シャボテンログ」の3つのサービスを展開している。

「小学5年生の頃から猫背についてからかわれるようになり、誰にも相談できず我慢する日々を送っていました。そんな折、担任の先生がクラス会を開いて、…

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