「方法」から「文化」へ転換する 学級づくりからはじめる自由進度学習

自由進度学習を単なる「方法」ではなく、教室に根づく「文化」として捉え直してみる。 子どもたちと教師が共に問い、試行錯誤しながら育む、学級づくりからはじめる実践の道筋。

自由進度学習という
「方法」の壁を越えて

若松 俊介

若松 俊介

生駒市教育委員会事務局 教育部 教育指導課 教育政策室 主幹
大阪府公立小学校、京都教育大学附属桃山小学校教諭を経て、生駒市教育委員会事務局 教育部 教育指導課 教育政策室 主幹。京都教育大学大学院連合教職実践研究科修了、教職修士(専門職)。国語教師竹の会 運営委員。著書に『教師のいらない授業のつくり方』(明治図書出版)『子どもが育つ学級をつくる「仕掛け」の技術』(学陽書房)ほか多数。

 

『自分のペースで子どもが伸びる!学級づくりからはじめる自由進度学習』

『自分のペースで子どもが伸びる!
学級づくりからはじめる自由進度学習』
若松 俊介 著 四六判/176頁
本体1950円+税/2025年8月/学陽書房

「自由進度学習」という言葉を、最近よく耳にするようになりました。2021年の中央教育審議会答申で「個別最適な学びと協働的な学びの実現」という方向性が示されたこともありますが、それ以上に、画一的な授業に限界を感じ、目の前の子どもたちの「知りたい」という願いに応えたいと願う先生方が、現場で動き始めているからではないでしょうか。

(※全文:2632文字 画像:あり)

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