リカレント教育の課題と展望、東工大「CUMOT」取組み
東京工業大学が展開するリカレント教育プログラム「CUMOT」は、2008年の開始以来、1700人以上が受講するなど成果をあげている。CUMOTを担当する古俣升雄・特任教授に、プログラム設計や環境整備の工夫、日本のリカレント教育の課題と展望について話を聞いた。
社会人の主体的な学びを
促進する学習設計が重要に
──古俣先生は東京工業大学において、リカレント教育プログラム「CUMOT(キューモット)」の運営事務局やコースコーディネーターを担当されています。日本のリカレント教育の現状と課題について、どのように見ていますか。
古俣 升雄
東京工業大学にはMOT(技術経営)の専門職大学院(技術経営専門職学位課程)があり、主に社会人の方が働きながら学んでいます。キャリアアップMOT(CUMOT)は、大学院に進学しなくても、平日夜・週1回の通学などでMOTを学べるサーティフィケート・プログラムで、2008年の開始以来、1700人以上の方が受講しています。
近年では、リカレント教育への社会の認知度は高まり、また、各大学の取組みも増えている一方で、…
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