秋田県における次世代校務DX環境の県域共同調達・共同利用の取組

GIGAスクール構想の第2期NEXT GIGAへ向けた取組が進んでいる。次世代校務DX環境の構築をめざす秋田県は端末の共同調達を“学校のICT環境を、個別最適から全体最適で設計するための一歩”と位置付ける。秋田県の校務DXを牽引してきた稲畑航平氏が、同県の取組を解説した。

低いICT 導入率を逆手にとり
最先端の校務DX を加速

稲畑 航平

稲畑 航平

文化庁政策課 課長補佐
前秋田県教育庁義務教育課長

2009年に文部科学省へ入省し、2022年から秋田県教育庁へ出向、義務教育課長として県域の校務デジタル化やNEXT GIGAへの取り組みを推進してきた稲畑航平氏(現・文化庁政策課課長補佐)。稲畑氏は「NEXT GIGAへ向け、次世代校務DX環境の整備とGIGA端末の共同調達は、切り離すことができない関係にあると考えています」と話す。次世代校務DXの大きなコンセプトの1つは、校務系と学習系の端末の1台化とネットワークの統合にある。

(※全文:2021文字 画像:あり)

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