大学は社会人にも対象を広げ、メガトレンドに対応した教育を
今後、大学に求められる役割は、どのように変化していくのか。リクルート進学総研の所長および高等教育の専門誌「カレッジマネジメント」編集長を務め、文部科学省 中央教育審議会 大学分科会の委員にも就いている小林浩氏に話を聞いた。
高等教育の量的拡大が進み、
大学に求められる役割が変化
小林 浩
── 大学をめぐる環境変化について、どのように見ていますか。
社会環境が変化する中で、大学の役割は大きく変わってきました。米国の社会学者マーチン・トロウは、大学進学率が15%を超えると大学は「エリート型」から「マス型」へ移行し、さらに進学率が50%を超えると「ユニバーサル・アクセス型」になるとしています(図表1)。
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