謎解きゲームで楽しみながら吟味思考や検証スキルを身に付ける
ネット上に誤情報・偽情報が蔓延するこの時代を生き抜くために、真偽を見極める吟味思考(クリティカルシンキング)や検証スキルを身に付けることが不可欠となった。メディアリテラシー教育プログラムを提供する、Classroom Adventure共同創業者の今井善太氏に話を聞いた。
フェイク情報が深刻化
グローバルリスクに懸念高まる

今井 善太郎
株式会社Classroom Adventure 共同創業者
慶應義塾大学総合政策学部在学中。中学時代に、単身カナダへ渡り、高校に通学しながら小学校のインターン経験から教育に関心を持つ。帰国後、幼児教育を行う株式会社YOMY!を共同創業しCOOに。大学在学中に学生団体Classroom Adventureを立ち上げ、メディアリテラシー教育の普及を推進(24年9月に株式会社化)。厳格な家庭環境によりゲームやテレビに触れる機会は乏しかったが、ゲーミフィケーションには大きな可能性を感じている。
ダボス会議(世界経済フォーラム)が今年1月に発表した「グローバルリスク報告書2024年版」は、今後2年間の短期的リスクにおいて「異常気象」などを抑えて、「誤報と偽情報」がトップになった。日本も、能登半島地震発生時に、無関係な津波の映像が拡散されたり、偽救援要請や偽寄付サイトなどの問題が発生した。また、真偽の見極めが難しい生成AIによるフェイク画像・動画の増加で、状況はより複雑・深刻化している。
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