ジャストシステム創業者が語る、ソフトウェア開発の神髄
学校教員なら誰もが知る、ジャストシステムの「花子」や「一太郎」。創業者の浮川和宣氏は、ノートパソコンが発売された当初から、1人1台時代が必ず来ると思い続けていたという。学校現場にデジタル化をもたらした先人に、ソフトウェア開発や人材育成について聞いた。
ICT 教育の先駆者が確信していた、1人1台端末時代が現実に
浮川 和宣
パソコンでローマ字やかなを入力して変換キーを押すと漢字に変換される、日本語処理システム。今では誰もが当たり前に利用しているが、これを開発したのが浮川和宣氏だ。1979年、徳島県でジャストシステムを創業して以来、初子夫人と二人三脚で奔走してきた。
KTIS(ケイティス)と名づけた日本語処理システムを開発したのは1982年。漢字を出力するために1字ずつ JISコードを打ち込まなければならなかった当時、東京で開催されたデータショーに発表すると大変な評判を得、地方の小さなソフトメーカーが一躍脚光を浴びた。その後ワープロソフトの開発に取り組み、「jX-WORD」等を経て…
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