アプリで学校と在学生をつなぐコミュニケーション施策とは?[AD]

大学DXの推進が急がれる中、在学生との新たな接点として、スマホアプリを通じたコミュニケーション施策が注目されている。今年3月に教育機関向けソリューション「Yappli for School」を導入し、短期間で大きな成果を上げている中部大学の事例を紹介する。

圧倒的なエンゲージメントの高さ
大学等で加速するアプリ導入

殿垣 博之 中部大学 学生教育部 学生支援課 ボランティア・NPOセンター担当(右)
神田 静麻 株式会社ヤプリ マーケティング本部

オンライン授業の浸透を背景に、多くの教育機関が学生との接点不足という課題を抱えている。そこで、解決策の一つとして挙がるのが、スマホアプリの活用だ。クラウド型アプリ開発プラットフォーム「Yappli(ヤプリ)」を提供する株式会社ヤプリには、コロナ禍以降、大学等から問い合せが急増した。こうした状況を受けて、同社は昨年6月、DX推進を支援する教育機関向けソリューション「Yappli for School」の提供を開始。必要な情報はアプリに集約し、学生手帳、冊子を完全に廃止した青山学院大学をはじめ、全国の大学で導入が広がっている。

Yappliは、アプリの開発・運用・分析を、プログラミング不要なノーコードによってスピーディかつ簡単に行えるアプリプラットフォームだ。現在、アパレル、スーパー、飲食店、金融、医療、行政、大学等、約600社以上の導入先がYappliを使ってアプリ制作を行っている。ヤプリマーケティング本部の神田静麻氏は、大学がアプリを活用するメリットとして「圧倒的なエンゲージメントの高さ」を挙げた上で、こう続ける。

「日本におけるスマホ経由でのオンライン滞在時間は1日当たり3時間46分で、そのうち9割がアプリ利用だというデータもあります。今や学生にとってアプリは当たり前の存在であり、アプリを通じて大学から学生に各種情報を発信することは大きな効果があると考えています」

常に手元で確認できるアプリで
必要な情報をタイムリーに発信

中部大学 公式アプリ

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Yappli for Schoolを2022年3月から導入し、学生とのコミュニケーションを活発化しているのが愛知県の中部大学だ。中部大学はワンキャンパスに7学部26学科4専攻を備える中部圏屈指の総合大学。約1万1,000人の在籍学生数を抱え、研究・教育・スポーツ実践で多くの人材を輩出している。中部大学学生教育部学生支援課の殿垣博之氏は、大きな組織ゆえに日頃から情報伝達の難しさを感じていたと振り返る。

「在学生へのお知らせは、冊子の配布や掲示板での告知、ポータルサイトでの発信などの方法を採っていましたが、従来の情報伝達手段では必要な情報がなかなか学生に浸透しないという課題を抱えていました」

殿垣氏は民間企業を経て、2016年に中部大学に入職、学生指導や学生団体の運営・管理に注力してきた。学生にとって使いやすい情報伝達ツールを模索していたところ、同サービスの存在を知ったという。

「ヤプリに問い合わせ、2020年10月にサンプル版アプリを作っていただいたところ、学生支援課の職員の間で非常に高い評価を受けました。学内への提案の際は、サンプル版アプリの画面を見せながら特長を説明したところ、実際の活用シーンをイメージしやすかったようで、話がスムーズに進みました。また、東海圏の他大学が同サービスを導入したことも後押しとなり、2022年3月から本学での導入が始まりました」

アプリの運用保守は、学生支援課の殿垣氏と新卒の女性職員の2名が担当している。同職員は文系出身でPC操作も苦手だったが、普段使っているスマートフォンと似たような操作感で簡単に操作できるため、今ではほぼ彼女に一任できるほど使いこなしているという。導入後、真っ先に効果を感じたのが、新入生に向けた各種ガイダンスだった。

「対面で配布していた手引を廃止し、キャンパスライフに関連する必要な情報を全てアプリに落とし込んだところ、新入生は重要な情報を常に手元で確認できるようになり、大学側も印刷代のコスト削減につなげることができました」

また、アプリではタイムリーな情報発信に力を入れているという。

「例えば、春は入学式の案内をプッシュ通知で送ったり、クラブやサークルの紹介をアプリ上で行うなど、既存の情報伝達ツールとの使い分けを行っています。通年のサポートとしては、最寄駅からキャンパス間を走行するバスの運行表や、災害時などの緊急マニュアルなどもアプリで閲覧できるようにしました。特にアクセス数が多いのが学食関係です。学生食堂と移動販売車のメニューを写真付きで毎週紹介しているのですが、更新を楽しみにしてくれている学生や教職員が多いと聞いています」

プッシュ通知などを活用し
さらなる接点の強化へ

中部大学では、今年3月のリリース以降、約4か月で累計ダウンロード数が6,500に到達し、「想像以上の結果に非常に満足しています」と殿垣氏は率直な感想を述べる。週間のアクティブユーザーは全体の6割を超え、月間では8割以上が週に1回はアプリを立ち上げている状況だ。

「プッシュ通知を許諾しているユーザーが、全体の7割以上と非常に高い点も驚いています。ダッシュボード(管理画面)で確認したところ、プッシュ通知数全30回に対し、開封率は約82%と高水準を維持。一方、ポータルサイトのメール開封率は20%程度だったので、アプリのプッシュ通知はずば抜けて効果が高いのだと実感しました」

予想以上の効果が得られた背景には、学生支援課による働きかけも大きい。新入生向けのオリエンテーションでチラシを配布した他、4月以降も各学科の教員からアプリの紹介をしてもらうなど、大学一丸でアプリの訴求に努めたという。さらに殿垣氏は、イベントを絡めたダウンロード施策も奏功したと話す。

「6月に全学科を対象としたスポーツ大会を実施したのですが、例年であれば本部前の掲示板に張り出していたトーナメント表を、今年はアプリでリアルタイムに速報する形式に変更しました。参加者には予めアプリのダウンロードをお願いしたところ、6月の月間ダウンロード数を大きく伸ばすことができました」

今後の課題について、殿垣氏は「プッシュ通知の活用には十分な検討が必要」だと話す。プッシュ通知は入学式のリマインドなど、急ぎの知らせをリアルタイムで配信できるメリットがあるものの、送り過ぎると通知をオフにされる可能性があるからだ。

「『どんな情報を、どのタイミングで出すか』を精査し、伝えたいことを絞り込んで配信するようにしています。まだ模索段階ですが、表示される文字数を少なくしたり、通知の頻度を抑えたりして、在学生の反応を見ながら今後も最も効果的な運用を探っていきたいと思います」

【お問い合わせ】

株式会社ヤプリ
MAIL:sales@yappli.co.jp
サービスサイト:https://yapp.li/
企業サイト:https://yappli.co.jp
東京本社:〒106-6241 東京都港区六本木3-2-1 住友不動産六本木グランドタワー 41階
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