「失敗から学ぶ力」を養い自分の道を切り開く力を身につける

経済産業省や文部科学省を中心にアントレプレナーシップ教育の推進が進むなか、セルフウイングは2000年から、学校現場などで普及に取り組み実績をあげてきた。代表取締役の平井由紀子氏にアントレプレナーシップ教育の意義、取り組みなど話を伺った。

単なる起業家育成ではなく
「生きる力」を育む教育

平井 由紀子

平井 由紀子

株式会社セルフウイング 代表取締役
  博士(早期アントレプレナーシップ教育)
2000年、早稲田大学発ベンチャーとしてセルフウイングを設立。2011年、日本で初めて学術・早期起業家教育博士号を取得。国内でアントレプレナーシップ教育を展開。2016年にベトナムにSELFWING VIET NAM CO.,LTDを設立、ベトナムでも日本式の教育施設を展開する。2008年、起業家教育にて中小企業長官表彰。主な著書に『子どもを伸ばす5つの遊び』(共著、青春出版社)『日本の教育、海を渡る』(単著、カナリアコミュニケーションズ)。

日本は諸外国に比べてアントレプレナーシップ教育(以下「アントレ教育」)が遅れているという指摘もある。

ある調査によれば、日本で起業が少ない大きな原因は「失敗への危惧」にあるという。刻々変化する不確実な世界にあって、果敢に社会課題解決や新たな価値創造を志す人材を育成する環境整備は日本にとって喫緊の課題だ。文部科学省もアントレ教育を推進しており、イノベーションを起こせる人材を早くから育成しようという気運は高まりつつある。

(※全文:2444文字 画像:あり)

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