情報科の教科横断・探究的な学び 身近なテーマで学びを自分ごとに

千葉県市川市の日出学園で主に情報科を担当する武善紀之氏。「情報Ⅰ」「情報Ⅱ」に加え、学校設定科目である独自の「人間と機械」を通じ、探究的な学びを実践する。「情報は典型的な教科横断科目」と話し、自身も複数の教員免許を持つ同氏に教科横断・探究的な学びの視点を聞いた。

試行錯誤が探究的な学びの土台
「人間と機械」は倫理がベース

武善 紀之

武善 紀之

日出学園中学校・高等学校 教諭
2014年、筑波大学情報学群情報メディア創成学類卒業。日出学園中学校・高等学校では高校教諭として「情報Ⅰ」「情報Ⅱ」「人間と機械」などを担当。高等学校情報科用教科書 「新編情報Ⅰ」「情報ⅠStep Forward!」「情報Ⅱ」編集委員(東京書籍,2022-)。NHK高校講座「情報Ⅰ」監修講師(2023-)。写真は、南極昭和基地で撮影したもの。

1934年、市川市(千葉県)在住の有志によって創設された日出学園。幼稚園から高等学校までの総合学園として、少人数制で独創的な教育を実践している。日出学園中学校・高等学校では、将来を見据えた計画的なカリキュラムによる中高一貫教育を実施。一人ひとりの個性を大切に、生きる力・自ら行動する力を育む教育に力を入れる。

(※全文:2478文字 画像:あり)

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