データを共通言語に組織一体で学生価値創造と最大化の実現へ

大学マネジメントに科学的なマーケティング手法を取り入れたエンロールメント・マネジメント(EM:Enrollment Management)は、1970年代に米国で始まった。EMの概念や実践について、大正大学エンロールメント・マネジメント研究所所長・教授の福島真司氏が解説した。

学内組織を横断的に管理し
学生との関係性をマネジメント

福島 真司

福島 真司

大正大学 エンロールメント・マネジメント研究所 所長・教授

EMは1970年代に、米マサチューセッツ州のボストン・カレッジで始まった。米国では1960~70年代、多くの大学が倒産の危機に瀕していた。このような中、ボストン・カレッジで理論物理学の博士号を取得し、ライス大学の教員職に就いていたジョン・マグワイア(John Maguire)博士は、母校の経営危機に対処するため、ボストン・カレッジにアドミニストレーターとして招聘された。

(※全文:2073文字 画像:あり)

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