技術経営におけるAIガバナンス人材育成
AIの利活用を企業価値につなげるには、技術と経営の双方を理解する人材が必要です。AIの利用を適切に方向付けられる人材の育成が求められます。
AIを価値創出につなげる人材
鈴木 健二
東京科学大学データサイエンス・AI全学教育機構 特任教授
名古屋大学数理・データ科学・人工知能教育研究センター 客員教授、人工知能法学研究センター客員教授、民間企業のPrincipal Researcher。博士(工学)東京大学、修士(法学)筑波大学。主な著書に『データサイエンティストのためのAIと社会』(法律文化社)、『なぜ社会人大学院で学ぶのかIII』(アメージング出版)。
生成AIをはじめとするAI技術の発展により、企業は、AIをどのように事業や組織に組み込み、持続的な価値創出につなげるかを考える段階へ移行しています。AIは、企業活動の幅広い領域に影響を及ぼします。そのため、AIの技術的な性能だけでなく、事業上の価値、導入費用、組織への影響、法的責任、社会的な受容性まで含めて判断する必要があります。
技術経営では、技術をどのように事業や組織に取り込み、企業価値につなげるかを考えます。AIについても、技術開発、事業戦略、組織設計、リスク管理を一体として捉える必要があります。
そこで求められるのが、AIの利活用とリスク低減を両立し、組織としてAIを適切に方向付けられるAIガバナンス人材です。
(※全文:2259文字 画像:あり)
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