テストと学習支援の両輪で 自律的に学ぶ力を育む

本連載は、公立高校の英語教員から米国の大学院に留学、帰国後に教育事業を起業した筆者が、各分野の専門家との対談を通じて「世界に通用する英語」の学び方、「グローバル教育」の在り方などを探る。第1回は、国際的な英語テストを提供するETS Japanの髙田芙美氏に話を聞いた。

教育現場で高まる
「学びに伴走する支援」の重要性

田原 佑介

田原 佑介

株式会社LOOPAL 代表取締役
公立高校で8年間、英語教諭として勤務。学校で5000人以上の高校生と関わるほか、NPOとして6年間活動。コロンビア大学教育大学院(Teachers College)で、スクールリーダーシップの修士号を取得。日本の若者が、国際的に通用するスキルを身につけ、理想のキャリアを実現するサポートをするために、LOOPALを起業。

 

髙田 芙美

髙田 芙美

ETS Japan合同会社
在福岡シニア・コーディネーター
日本の高校から米国大学へ進学。米豪伊での留学とNYでのインターンを経験。元留学カウンセラーとして、多くの学生・社会人の支援に携わり、2022年11月より現職。TOEFL®学習を通じて、教育機関の課題解決と学習者支援に取り組む。

教育現場では「一律の指導」から「個別最適な学び」へと価値観の転換が進んでいます。特に英語教育の分野では、スコア重視の評価から、学習の過程そのものを支援する新たなアプローチが求められるようになってきました。こうした状況の中で注目されているのが、「テスト」と「学習支援」の両輪による新たなグローバル教育のモデルです。

本連載の第一回では、国際的な英語テストを提供するETS Japanと、学びの伴走支援を行うLOOPALによる取り組みとその可能性について、両者の対話を通じて探ります。

(※全文:2287文字 画像:あり)

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