AWS クラウド活用で教育研究機関を支援、変化に迅速に対応[AD]

世界中で利用されている代表的なクラウド「アマゾン ウェブ サービス( AWS )」は、リモートでの学習や遠隔研究を可能にするなど、教育研究機関に数々のメリットをもたらす。 AWS は俊敏性、弾力性を備えたシステムであり、変化への柔軟な対応を低コストで実現する。

必要な時に必要なだけ、低コストで利用できるシステム

櫻田武嗣

櫻田武嗣

アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社
パブリックセクター シニアソリューション アーキテクト
国立研究所にて広帯域ネットワークに関わる研究、2003年からは国立大学の計算機センターにてキャンパス IT に関わる研究に従事。2018年からはアマゾン ウェブ サービス ジャパンでシステム設計支援、高等教育機関や研究所等向けにクラウドコンピューティング活用のための啓蒙活動や講義・講演を行っている。

大学をはじめとする高等教育機関がセキュアな教育環境やリモートワーク環境などを整備する上で、重要なキーワードになるのが「クラウド活用」だ。アマゾン ウェブ サービス(以下 AWS )は2006年に提供が開始されたクラウドであり、企業や政府機関、教育機関など、世界で数百万以上のユーザーに利用されている。

AWS クラウドでは175を超えるサービスが提供され、ユーザーはそれらをブロックのように組み合わせ、自分たちの組織・機関に最適なシステムを構築できる。 AWS は幅広い用途に対応したサービスであり、既に国内の教育研究機関でも数多くの活用事例が生まれている。

アマゾン ウェブ サービス ジャパンの櫻田武嗣氏は「IT リソースは所有するものではなく利用する時代です。 AWS の俊敏性、弾力性を活かすことで、変化への迅速な対応ができます」と語る。

例えば教育研究機関では、夏や春の長期休暇の際には IT リソースが少なくて済む一方で、学期始めやテスト期間など一時的に豊富な IT リソースが必要になる時期もある。 AWS を利用すれば、季節変動に柔軟に対応できるようになる。

「昨今では、新型コロナウイルスの影響で遠隔授業や自宅等で研究を継続するケースも増えていますが、そこでも AWS が利用されています。クラウドを利用することで場所への依存から解放され、また、コロナが収束した時に IT リソースを削減することも容易です。さらに、新規事業の立ち上げや新しい学部や学科、コースの設立など、様々な場面で新たな取り組みを開始するための IT リソースも迅速に用意できます」

AWS によって、教育研究機関はクラウド上にバーチャルキャンパスを持つことができる。従来のように基幹系システムを自ら所有する場合には、ハードウェアの保守期限に合わせてアプリケーションも載せ替えていく必要があったが、クラウドを利用すれば、そうした状況から脱却できる。

キャンパスの一部として AWS を利用

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AWS は必要な時に必要なだけ低コストで利用できるシステムであり、教育研究機関に数々のメリットをもたらすのだ。

万全なセキュリティを構築、低コストで導入することが可能

基幹系システムから先端研究まで、教育研究機関における AWS の用途は幅広い。

一部の大学では、システムの高可用性を重視し、財務、経理、人事・給与等の事務システムを AWS 上へ移行。

また、研究・教育データのバックアップ先や災害対策のためのストレージ、組織・研究室のデータ・文献を公開する基盤やデータ分析・機械学習用の基盤としての利用、さらにはゲノム解析のような大規模データの高速計算を要する研究において、潤沢な IT リソースを一時的に用意するための手段としても利用されている。

ユニークな活用事例としては、卒業式・入学式の際のライブストリーミング配信のシステムとしても使われている。 AWS は想定外の大量アクセスにも対応可能であり、一時的なイベントにも柔軟に対応してリソースの増減を図ることができる。

クラウドの利用についてはセキュリティ面での不安が語られることもあるが、櫻田氏は「セキュリティは AWS の最優先事項です」語る。 AWS は主要な認証、規制、フレームワークに準拠し、セキュリティにおいて現時点で最高レベルのクラウド環境となるように設計されている。

「データを保存する場所はお客様自身がコントロールすることができて、いつでもデータのダウンロードや削除ができます。機密性を保持するための暗号化の方式もお客様自身で決めていただけます」

AWS のセキュリティの高さは政府機関からも評価されており、総務省による第二期政府共通プラットフォームは AWS 上で運用されている。

また、 AWS はコスト面でのメリットも大きいという。

「利用した分だけの支払いとなり、料金自体もウェブで公開されたオープンなものになっています。利用を開始した後の値上げについて心配する質問をいただくこともあるのですが、 AWS は一度も値上げしたことがなく、過去85回以上の値下げを繰り返しています。顧客体験を向上させることで顧客数を増やし、規模の経済性を高めることでサービスの低価格化を実現する。それが私たちの方針です」

教育機関向けの無償プログラムで、クラウド技術の学習を支援

AWS では学習環境を無償で提供する「 AWS Educate」を2015年から開始しており、200以上の国・地域で100万人以上の学生が参加している。

「 AWS Educate」の参加ベネフィットは大きく2つ。1つは、学生用オンライン自習用コンテンツだ。「キャリアパスパスウェイ」というメインのコンテンツシリーズで、例えば機械学習のサイエンティストやアプリ開発者など、目標とする職業に就くための知識やスキルが学べる各30~40時間の自習コンテンツが用意され、小テストで理解度をチェックしながら進めることができる。

また、ジョブボード(求人)という機能があり、「キャリアパスウェイ」のコースを修了した学生と企業とのマッチングも行っている。

「 AWS Educate」のもう1つのベネフィットがスターターアカウントという教育用 AWS アカウントだ。登録された教育機関の教員から招待された学生には年間$100、登録されていない場合でも年間$30の利用環境を付与する仕組みであり、そのクレジットの枠内で学生が費用負担なく AWS を利用できる。

「 AWS Educate を通して、たくさんの人がクラウド技術を学べるようにし、 AWS をより簡単に使いこなせる人材の育成にもつなげていきたいと考えています」

Amazon のビジョンは、「地球上でもっともお客様を大切にする企業であること」。その実現に向けて AWS をはじめとした数々のサービスを提供しており、今後も教育研究への貢献に力を入れていく。

【お問い合わせ】

AWS

アマゾン ウェブ サービス ジャパン株式会社
パブリックセクター営業本部
mail: AWS -jpps-er@amazon.com
URL:https://AWS.amazon.com/japan-public-sector