立命館大学 財務経理の業務をRPAで自動化、全学的なDXの足掛かりに

事務等の大学運営においても、DX の必要性は高まっている。立命館大学の財務経理部門は2018年夏に RPA を導入し、その活用を実践しながら数々の課題を克服して、大幅な効率化を実現した。現在、学内DX の取り組みは他の部署にも広がっている。

全国に広がる立命館学園、全拠点の経理処理を一手に担う

三原あや

三原あや

立命館大学 財務経理課 課長
2004年学校法人立命館入職、立命館大学びわこくさつキャンパス(BKC)国際課配属。2009年度1年間の産休・育休、BKC 国際課での勤務を経て、2015年度立命館大学大阪いばらきキャンパス(OIC)開設とともに OIC 国際課へ異動。2017年5月より財務経理課へ異動、2020年6月より現職。

2020年に創始150年・学園創立120周年を迎えた私立総合大学、立命館大学は進取の気風の下に数々の挑戦を続け、財務経理部門をはじめとした学内DX の実践でも注目を集めている。

学校法人立命館のもとには、立命館大学と立命館アジア太平洋大学の2大学、小中高の5附属校があり、学生・生徒・児童数は約5万3000人、教職員数は約3600人にのぼる。北海道、滋賀、京都、大阪、大分にキャンパスを有しているが、全拠点(部課数約120)の経理処理は朱雀キャンパス(京都市)にある立命館大学の財務経理課が担っている。

かつては、立命館大学でも紙の伝票・書類による経理処理が中心だったが…

(※全文:2246文字 画像:あり)

全文を読むには有料プランへのご登録が必要です。