「白百合よ、貴きをめざせ」 伝統とともにある先進的な全人教育
明治8年に創立し、宇女高の愛称で親しまれる宇都宮女子高等学校。2008年度から10年間、スーパーサイエンスハイスクール指定校として活動。2学期制や多様な選択科目、探究活動など、先進的な教育活動を展開してきた。同校の歴史と使命について赤羽校長に話を聞いた。
創立145年、現存する最古の公立女子高校
赤羽 浩
明治8年創立で、今年145周年を迎える宇都宮女子高等学校。現存する公立女子高としては日本で最も長い歴史を持つ。卒業生は3万7000人を超え、国内外で活躍する人も多い。
学校の校章はマドンナリリーと言われるフランスの白百合をモチーフにしたもので、花言葉は「清楚純潔」。純白の三相の花弁は、けがれない乙女の青春を表わしている。同校に定められた制服はないが、生徒はみな、この校章を左胸につけて登校する。
赤羽校長は、「本校のスローガンは、『白百合よ、貴(たか)きをめざせ』です。高い知性と徳を育てる全人教育の理念に基づいて…
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