高校時代の素朴な問いからアクションへ 社会を巻き込む探究の裏側

探究を「調べ学習」で終わらせず、いかに「行動」へ繋げるか。キャベツの廃棄課題を和傘制作へと昇華させた大学生・古澤琴子さんの歩みから、社会と接続する探究のあり方を探る。

「調べ学習」で終わってしまいがちな探究を、どう行動につなげ、社会との接点を持たせるか。高校1年生の頃、Inspire High主催の「My Inspire High Award」全国大会で自身の探究を発表した古澤琴子さん(現在大学1年生)は、キャベツの外葉が廃棄されてしまうという課題から、和傘へのアップサイクルを実現している。高校時代の素朴な問いをプロダクト制作、クラウドファンディングへとつなげ、社会を巻き込む取り組みに発展させた裏側と、その探究を大学の学びにどうつなげているかを聞いた。

違和感が「問い」に変わった瞬間

古澤琴子

古澤琴子 Co-Innovation University 1年生

── 「キャベツの外葉の廃棄」という問題に着目したきっかけは何だったのでしょうか。

元々福岡県飯塚市の出身で、中学から神奈川県で寮生活を始めたのですが、帰省するたびに、故郷の山の斜面に巨大な太陽光パネルが設置され、山が銀色化していく光景を見て、悲しみとともに強いショックを受けていました。反対運動に参加したこともありましたが、解決には至らず、「自分には何ができるんだろう」と考えるようになりました。そんなとき出会ったのが、かつて「切り株の街」と言われながらも、今では環境先進都市として知られるアメリカ・オレゴン州のポートランドです。実際に自分の目で見に行きたいと、「トビタテ!留学JAPAN」に応募し、高校1年の夏、支援を受けて渡米しました。

(※全文:2283文字 画像:あり)

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