高専発スタートアップ教育が育む 挑戦する姿勢と社会をつなぐ力
明石工業高等専門学校(以下、明石高専)では、学生たちが社会課題に向き合い、自ら考え行動する力を育む教育を展開している。その中核を担うのが、スタートアップ教育と「創造工房」の取り組みだ。同校の実践的な人材育成を牽引してきた梶村好宏教授に、取り組みの狙いと成果を聞いた。
スタートアップ教育環境整備で
文部科学大臣賞を受賞
梶村 好宏
明石工業高等専門学校 電気情報工学科 教授
2000年、富山大学大学院理工学研究科エネルギー科学専攻修了。同年、株式会社シーディー・アダプコ・ジャパン入社。2004年より九州大学総合理工学研究院講師、2008年より京都大学生存圏研究所産学官連携講師、2010年より宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所招聘研究員を務める。2012年に明石工業高等専門学校電気情報工学科講師に着任し、2014年准教授、2017年より教授。専門は宇宙推進システムやプラズマ工学。
明石高専の梶村好宏教授は、学生たちが社会と深くつながる実践的なスタートアップ教育環境を10年近くかけて構築してきた。その実績が評価され、2024年度国立高等専門学校教員顕彰において、文部科学大臣賞を受賞している。
梶村教授は、「スタートアップ人材」の定義を広く捉え直すことが必要だと語る。
「私が考えるスタートアップ人材とは、起業する人だけでなく、様々なことにチャレンジするマインドを持つ人材のことです。地域課題や社会課題に触れ、それを解決するために自ら考え、アイデアを出し、行動に移していく。そのマインドを育成することが重要です」
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