留学支援と探究の場づくり 「人生の選択肢を増やす」越境体験を

「留学は一部の特別な人のもの」という意識が根強い日本で、地方の中高生の教育機会格差の解消に挑むNPOがある。みんなの進路委員会は留学支援と探究活動を軸に、「人生の選択肢を増やす越境体験」を通じて、若者が自らの進路を切り拓く場をつくり続けている。

「身近なロールモデル」を通して
主体的に道を切り拓く力を育む

谷村 一成

谷村 一成

NPO法人みんなの進路委員会 理事長
1994年、香川県高松市生まれ。高松高等学校、中央大学法学部を経て、フォースバレー・コンシェルジュ株式会社(外国人・海外大日本人学生の就労支援)、株式会社ウインドミル(認知症本人の社会参画)に勤務。現在は、NPO法人みんなの進路委員会理事長(中高生の教育機会格差是正)、NPO法人えひめインターナショナルMeet-up理事長(多文化共生の推進)、三豊市教育委員会職員(探究部の展開)などを務める。

みんなの進路委員会は、2016年に活動をスタートした。理事長の谷村一成氏が中央大学法学部の学生だった当時、キャリア教育をテーマとしたサークル活動として始まったのが原点だ。背景には、日本の教育環境に対する問題意識があったという。

「受験を終えて大学に入った途端、自由な時間を与えられても何をすればよいのか分からない学生が多くいました。先輩から要領よく単位を取る方法を教わり、その通りに学生生活を送る。でも、いざ就職活動になると『学生時代に力を入れたこと』や『自分の強み』を問われて困ってしまう。そんな姿を目の当たりにして、…

(※全文:3818文字 画像:あり)

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