福井県教育長 「子どもが主役」の教育、福井の未来を担う人づくり
児童生徒の学力・体力が全国トップクラスの福井県。「子どもが主役の教育」を推進し、学力・体力だけでなく、探究力、共感力・対話力、キャリア形成力、挑戦力を育む教育を展開。また、教職員の働き方改革にも力を注ぐ。福井県の教育行政の取組について、県教育長の藤丸伸和氏に話を聞いた。
学力・体力は全国トップクラス、
87%が「学校に通うのが楽しい」

藤丸 伸和
福井県教育委員会 教育長
広島大学教育学部を卒業し、1989年福井県庁入庁。2019年地域戦略部副部長(未来戦略)、2022年地域戦略部新幹線・まちづくり対策監、2023年未来創造部長。この間、「福井県長期ビジョン」の策定などに携わる。2024年5月、福井県教育委員会教育長に就任。モットーは「福井を、もっとおもしろく!」。
──福井県における教育や子どもたちの現状について、どのように見ていますか。
本県の教育は、学校現場の先生方にしっかりと支えられていると感じます。職員室の雰囲気が明るく、先生方のチームワークがよく、若手教員からは「先輩の教員に相談しやすい」という声をよく聞きます。
また、支援員や指導員、また地域の方々も含めた様々な人たちのサポートや、若手教員の自主研究グループによる学校を越えたつながりなど、若手教員のサポート体制が非常に充実しています。
私が2024年に県教育長に就任して以来、…
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