福井大学 真の「社会共創大学」として、地域のWell-beingに貢献
「格致によりて 人と社会の未来を拓く」を理念に掲げる福井大学。卓越高度専門職業人の育成に注力するとともに、分野横断の研究成果を活かして地域に貢献する。「社会共創大学」に向け、今年度から同大を率いる内木宏延学長に、教育成果や研究の強化、今後へのビジョンを聞いた。
「社会共創教育」を本格始動
学びのエコ・システム確立へ

内木 宏延
福井大学長
京都大学医学部医学科卒。京都大学胸部疾患研究所附属病院医員などを経て、1998年6月より福井医科大学医学部教授、2016年4月より福井大学学術研究院医学系部門教授および医学部長、2021年4月より福井大学副学長、2025年4月より現職。専門分野は病理学。
──教育に関して最も注力している点についてお聞かせください。
教育における本学のミッションは、「卓越した高度専門職業人の育成」です。本学には4つの学部がありますが、いずれも実践的な技術や知識を身につけることを重視しています。例えば、教育学部では教員、医学部では医師・看護師・助産師・保健師、工学部ではエンジニア、国際地域学部では「地域」と「国際」双方に通じた企業人や自治体職員などを養成しています。
各学部は、各分野の実務能力を備えた人材の育成を主眼としていますが、それぞれの専門知識を深めるだけでなく、…
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