全生徒が会社経営に関わる実践的教育で、「商業教育日本一」を目指す

「商業教育日本一」を掲げ、地域に貢献するビジネスリーダーを育成している岐阜商業高等学校。高校が設立した会社としては日本で2番目となる株式会社 GIFUSHO を生徒・教職員一同で経営し、地域を巻き込んだ実践的な教育を展開している。同校の教育の特徴について、古田校長に話を聞いた。

資格取得と実践的教育で、ビジネスリーダーを育成

──御校が「商業教育日本一」と掲げる、その理由をお聞かせください。

古田 憲司

古田 憲司

岐阜県立岐阜商業高等学校 校長
1983年に岐阜県立土岐高等学校保健体育科教諭として新規採用され、その後数校の高校などで勤務。2013年岐阜北高等学校教頭、2015年清流の国推進部競技スポーツ課課長、2016年岐阜県教育委員会事務局体育健康課課長、2017年岐南工業高等学校校長を経て、2018年より現職。

理由は2つあり、1つは日商簿記検定や応用情報技術者など、商業に関する高度な資格取得ができていることです。例えば日商簿記1級の取得者数は平成30年度が15人、令和元年が26人。経産省の応用情報技術は平成30年度が6人、令和元年度が8人でした。このように毎年多くの生徒が高度な資格を取得しています。

2つ目が、本校が経営する会社、(株)GIFUSHO を通した実践的教育です。文科省からスーパー・プロフェッショナル・ハイスクール(SPH)の指定を受けたのをきっかけに2016年度に設立した会社で、高校が設立した株式会社としては…

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