IBMと連携した実践的プログラム Society5.0を生き抜く人材育成

企業や専門学校と連携し、日本初となる新たな IT 人材育成プログラム「Tokyo P-TECH」を現在開発中の町田工業高等学校。2022年度からのプログラム開始を目指し、すでに数多くの試行プログラムを実施している。同校が目指すこれからの人材育成について、前田校長に話を聞いた。

Society5.0時代を見据え、4つの系列を設置

──御校は都内の高校では唯一、「総合情報科」がある点がユニークですね。

前田 平作

前田 平作

東京都立町田工業高等学校 校長
1992年東京都立烏山工業高等学校に教諭として着任し、以降、小金井工業高等学校、八王子工業高校などで勤務。工芸高等学校副校長、東京都教育庁指導部指導企画課統括指導主事、田無工業高等学校校長、工芸高等学校校長などを経て、2020年より現職。

そうですね。総合情報科は2001年度の学科改変により生まれた学科です。

情報というキーワードにより学科が編成されており、情報デザイン系列、情報テクノロジー系列、電気システム系列、機械システム系列の4つの系列があります。

系列に分かれて学ぶのは2年次からで、1年次は基礎的な工業の科目を勉強しながら、デザインやテクノロジー、電気、機械の実習を一通り経験します。

1年間かけて、自分の適性を見極めた後で系列を選ぶことができるのが特徴で、生徒たちは安心して専門性を選ぶことができます…

(※全文:2540文字 画像:あり)

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