国立大学協会・永田会長に聞く Society5.0に求められる教育と研究

グローバル化や技術革新によって社会や産業構造が劇的に変化している今、国立大学はどのような役割を果たしていくのか。Society5.0時代に求められる教育について、国立大学協会の新会長、永田恭介氏(筑波大学長)に話を聞いた。

永田恭介

永田恭介

国立大学協会会長、筑波大学長
1953年生まれ。1981年東京大学薬学研究科博士課程修了。85年国立遺伝学研究所分子遺伝研究系・助手、91年東京工業大学生命理工学部・助教授、2001年筑波大学基礎医学系・教授、04年筑波大学大学院人間総合科学研究科・教授、11年筑波大学医学医療系教授、13年筑波大学長。19年6月国立大学協会会長に就任。専門は分子生物学。

アクティブな国大協へ

──今年6月、国立大学協会の新会長に選出されました。抱負を教えてください。

永田:全国に86ある国立大学にはそれぞれミッションと計画があって、教育・研究を行っています。そのなかで、国立大学全体として何かをしたいとなった時に…

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