網羅的かつ早急に把握すべきリスクをAIの力で予測・可視化して対応へ
激甚化する自然災害や、増加するサイバー攻撃、企業の経済活動に影響を与える地政学リスクなど、企業は以前よりも複雑多様化した危機への対応を迫られている。そこでAIを活用してリスク情報の可視化・予測を行うSpecteeの村上建治郎氏に、企業が取り組むべき対策について話を聞いた。
複雑化するリスク
新たな対応が不可欠に
村上 建治郎
株式会社Spectee 代表取締役 CEO
ソニー子会社にてデジタルコンテンツの事業開発を担当。2007年から米IT企業にてパートナー・ビジネスの推進などに従事したのち、2011年に発生した東日本大震災で災害ボランティアを続ける中、被災地からの情報共有の脆弱性(ぜいじゃくせい) を実感。被災地の情報をリアルタイムに伝える情報解析サービスの開発を目指し、株式会社Spectee(スペクティ)を創業。著書に『AI 防災革命』(幻冬舎)、『2040年の防災DX』(日刊現代・講談社)。
Specteeは、SNSや気象データ、道路・河川カメラ映像などの多様なデータソースをAIで解析し、災害やリスク情報の可視化・予測を行うスタートアップだ。代表取締役CEOの村上建治郎氏は、2011年に発生した東日本大震災で災害ボランティアを続けるなかで被災地からの情報共有の脆弱性を実感し、被災地の情報をリアルタイムに伝える情報解析サービスの開発を目指して同社を創業した。
それから十数年が経過した現在、国内企業に対するリスクの状況について、村上氏は次のように説明する。
「自然災害の視点では、近年は大雨被害の規模が大きくなり、企業においては工場が浸水して生産が止まってしまったり、自社は安全管理を実施していても取引先などサプライヤーが被災して調達ができなくなるなどの被害が増えています。また、日本独特の災害で言えば地震の被害が変わらずにあり、今年も熊本で大きな地震が発生して、大きな被害が生まれています」
(※全文:2211文字 画像:あり)
全文を読むには有料プランへのご登録が必要です。
※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。