大阪府教育長 一人ひとりの可能性を引き出す 教育改革の挑戦

民間での不登校支援や大東市教育長を経て、2024年に大阪府教育委員会教育長に就任した水野達朗氏。府立高校の入試改革をはじめ、高校の魅力化・特色化、児童生徒の不登校支援など、さまざまな施策を進めている。水野氏に、改革の狙いと今後の展望を聞いた。

民間から教育行政へ
教育への問題意識を深める

水野 達朗

水野 達朗

大阪府教育委員会 教育長
1979年大阪府大阪市出身。公認心理師。20代で不登校支援や、教育政策コンサルティングを行う会社を起業。40歳で大東市教育長、44歳で大阪府教育長に就任。文部科学省や子ども家庭庁の有識委員も歴任。これまでに多数の著書を刊行。

── 民間での家庭教育支援・不登校支援、大東市の教育長を経て、大阪府の教育長に就任されました。これまでのキャリアについてお聞かせください。

私は29歳のときに会社を立ち上げ、家庭教育支援と不登校支援の事業を展開していました。支援した方の多くは、まず公的機関に相談し、それでも解決に至らなかったため、民間の支援を求めていました。そうした事例に向き合う中で、「行政が適切な制度や支援の仕組みを整えていれば、これほど苦しまずに済んだのではないか」という思いが強くなりました。

35歳のときに大東市教育委員となり、その後、大東市教育長を経て、2024年から大阪府教育長を務めています。民間経営の視点と、基礎自治体の教育行政に携わった経験の双方を活かして府の政策を進められることは、私ならではの強みだと感じています。

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