2030年には「言葉の壁」がなくなる? 音声翻訳技術の進化と語学への影響

話した言葉を外国語にほぼリアルタイムで翻訳し、音声で出力する「多言語音声翻訳システム」が社会に普及し始めた。音声翻訳技術はどこまで進化するのか。語学学習が不要な時代は来るのか。国立研究開発法人情報通信研究機構の内元清貴氏に聞いた。

社会実装が進む音声翻訳技術

内元清貴氏

内元 清貴

国立研究開発法人情報通信研究機構先進的音声翻訳研究開発推進センター 企画室室長

音声翻訳技術は近年大幅に精度が上がり、旅行で使える音声翻訳機をはじめとした商品・サービスが多数登場している。日本の音声翻訳技術の研究開発をリードする存在が、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)だ。

NICT先進的音声翻訳研究開発推進センターの内元清貴氏は、「音声翻訳技術には30年以上の…

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