「災害科学」を創出し、日本と国際社会に貢献

東北大学は東日本大震災被災地の中心にある総合大学として「災害科学」の創出を目指している。リアルタイム津波被害予測の開発や「防災ISO」の提唱など、活発な研究が続く。

大野英男 東北大学総長

大野英男 東北大学総長

「震災時に日本各地、世界中から東北大学に寄せられた支援に応えるため何ができるか。我々の経験から『災害科学』を生み出して世界にお返しする、皆さんに使って頂こうと決意しました」と東北大学の大野英男総長は振り返る。

2012年に学際的研究組織として発足した災害科学国際研究所は、防災・減災対策から災害リスク管理、災害発生後の緊急対応や救急医療、その後の復旧・復興までをひとつのサイクルとして捉え、災害科学を構築する…

(※全文:1088文字 画像:あり)

全文を読むには有料プランへのご登録が必要です。