日本一の〈実学の府〉を目指し、高度職業人材の育成へ

静岡県は、生産現場のリーダーとなり得る高度な職業人材の育成を強化するべく、2021年4月に静岡県立工科短期大学校を開校する。産業構造が大きな変革期を迎える中、新たな短期大学校を設立する意義や目指すべき人材育成像などについて、静岡県経済産業部の佐野勝洋氏に聞いた。

生産現場のリーダーを育成

佐野勝洋

佐野勝洋

静岡県経済産業部 就業支援局
職業能力開発課 課長代理

全国的に進む少子高齢化による労働力人口の減少、IoTやAIなど科学技術の著しい進展、グローバリゼーションの加速化などで、産業構造が大きく変化しようとしている今、激しいスピードで変化する社会や経済環境の変化に対応できる人材が求められている。静岡県では、そうした環境の変化に対応できる、より高度な技術人材を育成するべく、沼津技術専門校と清水技術専門校の教育内容を高度化して、静岡県立工科短期大学校の開校を決めた。

静岡県経済産業部の佐野勝洋氏は、「県内の中小企業を中心に、生産現場のキーマンとなる人材育成のニーズが高まっていました。新設する工科短期大学校では…

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