幼児教育の質向上 人格形成の基礎を培う教育者とは
幼稚園・保育園・認定こども園といった複雑な制度・体系をもつ幼児教育だが、これからの幼児教育のあるべき姿や教育者に求められる資質・能力は何だろうか。文科省の「幼児教育の実践の質向上に関する検討会」で副座長を務める神長美津子氏に聞いた。
神長 美津子
今年5月に公表された、文部科学省の「幼児教育の実践の質向上に関する検討会」(以下、検討会)の中間報告では、幼児教育は「生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要なもの」とされた上で、幼児教育の実践の質を向上させるための具体的な方策が示された。
幼稚園教育要領等の理解促進や小学校教育との円滑な接続、保育者の資質・専門性の向上、教育実践の評価、家庭や地域での支援、幼児教育センター等の整備、感染症対策など、さまざまなアプローチで質向上を図る方策が挙げられている…
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