圧倒的な多国籍環境を実現「開学25周年」を迎えたAPUの挑戦

大分県別府市にある立命館アジア太平洋大学(APU)は、2000年の開学以来、数多くのグローバル人材を輩出してきた。世界の課題が急速に多様化・複雑化していく中、2025年に「開学25周年」を迎え、新たな挑戦を進めている。

写真は立命館アジア太平洋大学メイン校舎の外観。

写真は全て立命館アジア太平洋大学の提供。

公用語は英語と日本語
徹底した言語教育プログラムを提供

「自由・平和・ヒューマニティ」、「国際相互理解」、「アジア太平洋の未来創造」を基本理念として2000年に開学した立命館アジア太平洋大学。23年4月には、開学以来初となる新学部「サステイナビリティ観光学部」を開設、新たな教学棟や国際教育寮の整備、さらに九州工業大学との連携など、新たな挑戦を進めている。

特長の一つは、圧倒的な多国籍環境を実現していること。全学生に占める国際学生の割合は約50%、世界110ヵ国・地域(2024年11月1日時点)から集う約3,000人の国際学生とともに、常に世界を感じながら学べる環境にある。教員も2人に1人が外国籍で、キャンパス内の公用語は英語と日本語だ。海外協定校も492校に上る。

学生の約半数は110の国・地域から集う国際学生。これまで168ヵ国・地域から国際学生を受け入れており、圧倒的な多文化環境を実現している。

授業の約9割は日本語と英語の両方で開講し、英語で専門分野を学ぶことができる。また、必要となる英語力を全学生が身につけられるよう、徹底した言語教育プログラム、豊富な留学プログラムを提供している。

文部科学省の「スーパーグローバル大学創成支援事業」では24年度の事後評価結果で最高評価の「S」を獲得。APUが掲げる構想「Global Learning:大学教育の新しい地平を目指す」が、事業目的を十分に達成し、今後も持続的な発展が確実に期待できると評価された。

(※全文:1495文字 画像:あり)

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