増殖する「繊細さん」を救え HSPの正しいマネジメント法
HSP は「繊細さん」と呼ばれて近年メディアに度々取り上げられ、話題になっている。日本人の5人に1人もいると取りざたされるが、本当にそうだろうか?学術的知見に立った対処法と、職場の HSP をマネジメントする秘訣を考察する。
増える HSP 正しく対処するために
渡部 卓
繊細さん(HSP)は良く聞く言葉になった。「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」の頭文字をとっているが、「刺激への感受性がとても強く、それが過剰な情動反応につながり、生きづらさを感じる人たち」の意味合いだ。人口の15~20%が HSP とする論評もある。私はそこまで多くは無かろうと想定するが、それでも増えている実感はある。
たとえば学生たちからは、教員の声が大きすぎて集中できない、エアコンの音や温度が気になる、日差しが気になる、スクリーンがまぶしい、などの訴えが多くなりつつある。産業カウンセリングでの相談でも、上司の視線、同僚のオフィス内の言動…
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