社員を引きつけ組織を一体化させる、社内研修の本質とは
組織経営の核心とも言える人材育成。エンプロイメンタビリティ(企業が働き手を雇用し、成長を促し得る能力)向上のため、多くの経営者が頭を悩ませる。そこで、企業や教育機関で数多くの研修を実施してきた経験をもとに、早期離職防止・メンタルヘルス・ハラスメントなどの観点で考察する。
渡部 卓
私はのべ800回以上の社会人研修の演壇に立ってきた。中国が多いが、タイ、インド、台湾、オマーンからも研修講師として招聘されている。大学では非常勤時代を含めると18年間、学生講義や教職員向け研修を経験している。武漢など中国の4つの大学でも、客員教授として正規単位の講義を5年にわたり担当してきた。
そのような雑多な経験を踏まえ、今回から6回連載の予定で「人が成長する職場のマネジメント」について論じてみたい。ただ論文のような整理された構成は避けつつ、本音を綴りたい。また人材育成や研修の世界は実に多様だが、私の専門領域での話題に偏ることも許容いただきたい…
(※全文:2357文字 画像:あり)
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