科目制作からオンライン指導まで 学び直しを産学学協同で支援する
フルオンライン大学というスタイルで、社会人のニーズにも応えてきたサイバー大学。コロナ禍で通学制の大学でもオンライン授業の導入が急速に進むいま、企業や他大学との垣根を越えた『産学学連携』による新たな教育システムをつくろうとしている。
陳腐化しない教養が、専門分野の学びを支える
川原 洋
すべての授業をオンラインで提供する日本初の四年制大学として2007年4月に開学したサイバー大学。12年より学長を務める川原洋氏は、MIT の博士課程を修了し、同大学の経営母体であるソフトバンクグループでも技術系の管理職を歴任してきた人物。それだけに、社会で活躍できる理工系人材像を肌感覚で理解している。
「専門的な知識・技術力の高さに加え、より広い視野でビジネスを捉えて、経済的・効率的に成果を上げて社会に貢献できる応用力が求められています。そこで本学のカリキュラムは、テクノロジー系とビジネス系の授業を偏りなく配分し、IT が企業活動や社会にどのような影響をおよぼすかを考えながら学べるよう設計しています。一方、教養・語学教育も重視し、卒業要件となる…
(※全文:2370文字 画像:あり)
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