遠隔授業で活用 倉敷市のICT教育[AD]
倉敷市ではソニーの協力を得て、ソニーの4K大型提示装置を授業で活用している。活用に深く携わった倉敷市教育委員会・倉敷情報学習センター館長の尾島正敏氏に話を伺った。
尾島正敏
「GIGA スクール構想」の推進により、ICT 機器の利活用に注目が集まる中、ソニーの4K大型提示装置の活用が広まっている。
倉敷市教育委員会では、2009年度のスクール・ニューディール事業で50インチの大型提示装置を導入。以来、児童達への視覚支援として「大きく見せる」授業を重視してきた。その後、8年が経過した頃、ソニーの協力を得て4K大型提示装置「ブラビア」(55V型)を実証実験として授業に活用。大型提示装置の教育効果について検証を行った。
倉敷市教育委員会・倉敷情報学習センターの尾島正敏館長は、「9m×9m の教室に40人の生徒がいる。一番後ろの席の子どもにきちんと情報を伝えるためには、50インチでは、物足りなさを感じていました」と話す。また、従来の大型提示装置では映り込みが目立ったが、ソニーの4K大型提示装置は、映り込みもなく、細部まで鮮明に見える、操作も簡単で児童も授業に集中できる、といった現場の声も聞かれた。
遠隔授業で小規模校をつなぐ、ビブリオバトルを実施
倉敷市では、4K大型提示装置にデジタル教科書を映すほか、小規模校を繋ぐ遠隔授業で活用。市内3校の小規模校を繋ぎ、児童が本を紹介し読みたくなった本に投票する「ビブリオバトル」を実施した。
「倉敷市内の小学校には、複式学級が7校ほどあります。小規模校で複式学級の場合、カリキュラムの進行も似ているので、交流もしやすい。日本全国に小規模の学校は多いので、今後、小規模校同士での遠隔授業は、多様な可能性があると思います」(尾島氏)
また、遠隔授業のメリットのひとつは、他者からの評価を得られる点だと尾島氏は強調する。他校の児童達に向けて緊張感をもって自分の考えを説明し、評価をもらうことで、成長を促す刺激になるという。
一方、普段の授業についても「例えば道徳の授業で、子ども達が答えのない課題にみんなで取組む授業設計に大型提示装置は活用できます。視覚情報を通じて知識を共有し、意見を出し合って、自分達の考えを深めていく。そうした学びの手段として、大型提示装置を活用した授業がこれからの ICT 教育において大事な役割を担ってくると思います」と尾島氏は語った。
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