苦手な教員を取り残さないICTサポートと、授業に連動した研修

文部科学省の ICT 活用教育アドバイザーを務める、恩納村立安富祖(あふそ)小学校の大城智紀教頭。「1人の100歩より、100人の1歩」のマインドで取り組む ICT 教育の事例や、デジタル化の前提として重要なこと、教員研修・サポートのポイントについて聞いた。

日々の授業や生徒会の選挙も、オンラインを活用

大城 智紀

大城 智紀

沖縄県恩納村立安富祖小学校 教頭、R2 文部科学省 ICT 活用教育アドバイザー
読谷村立喜名小学校(研究主任・情報教育担当)。恩納村立山田小学校(研究主任・学力向上推進担当・情報教育担当)「H26・27年パナソニック教育財団実践研究校」。H23~H27名桜大学非常勤講師「メディア教育論」。与那国町立与那国小学校(教務主任・研究主任・学力向上推進担当・情報教育担当)。沖縄市立北美小学校(研究主任)等を経て2019年から現職となる。

小学校での ICT 導入・活用を進めてきた大城智紀教諭。「県外での勉強会にも参加し、学んだことを赴任先の学校現場で実践してきました。やり始めた14~15年前は ICT が全く普及しておらず、赴任先で環境整備をするところから、他の教員に活用してもらうためのサポートにも力を入れて取り組んできました」と振り返る。

現在、大城教諭が教頭を務める安富祖小学校では2019年6月から NTTdocomo の実践研究校として iPad 端末50台から始まり、2020年6月から児童・教師1人1台 iPad 端末実践を深め、2021年から全学年で Windows のパソコンを1人1台配布し、授業内容に合わせて毎日活用している。Microsoft Office を使った…

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