自然を体験し、伸び伸び育つ 木造建築の園舎づくり

木材は、温かみがあり耐久性も高く、エコロジーの観点、また環境保護の意識を育てる点でも、木造園舎へのニーズが高まっている。文部科学省も木材利用の学校づくりを推奨するなか、古民家再生や木造の園舎づくりの建築設計をする吉田良一氏にその魅力を伺った。

木と接して元気になる日本の国民性

吉田良一

吉田良一

有限会社吉田建築計画事務所所長、一級建築士
関東学院大学建築設備工学科卒。大工の父や祖父をもち、木材に慣れ親しんだ子供時代を過ごす。茨城県のつくば科学万博を契機に古民家が姿を消す中で地域の文化等を残したい想いから古民家再生を手掛ける。現在は、その実績を生かし木造建築の園舎づくりを数多く手がける。

日本は国土に占める森林割合が約70%近くあり、フィンランドに次ぐ世界第2位の森林大国といわれている。このため古来より木造建築が発達し、法隆寺など世界的な木造建築物も数多く造られてきた。

「日本人は昔から木と共に暮らしてきたので、自然との結びつきを感じると元気になる国民性なんです。逆に人工物にずっといるとストレスが溜まります。技術革新の反面、人と自然の関係性が遮断された社会が進む中で、木造建築のように人と自然が調和した空間づくりの重要性は…

(※全文:3687文字 画像:あり)

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