社会人学修者の深層心理分析とブルーオーシャン戦略

教育界の重要な言葉に不易流行がある、教育界の不易とは、そして流行とは何か。そしてこの2つをどう結びつけるべきか。そこに深層心理分析とブルーオーシャン戦略がある。

モノ・コトの本質へ近づく、深層心理分析とは

上田 隆穂

上田 隆穂

学習院大学経済学部教授。博士(経営学)。
1953年三重県生まれ。東京大学経済学部卒業後、(株)東燃を経て一橋大学大学院に進み、86年学習院大学へ。近著に『生活者視点で変わる小売業の未来 ~希望が買う気を呼び起こす商圏マネジメントの重要性~』(単著、宣伝会議2016)。石川県能登町「地域振興総合アドバイザー」、岐阜県恵那市「観光協会顧問」公益財団法人日本醸造協会評議員

近頃はコロナ禍の影響でデジタル・リテラシー、特に web コンテンツ制作を中心とした教育需要が大きいかも知れない。不易流行という言葉がある通り、不変のものを大事にして新しい変化を取り入れることは重要である。今回は教育事業における不易と流行について述べてみたい。

前回、深層心理分析で潜在意識に近づくことが本質に迫る1つの方法であると述べた。いわゆる G-インサイトと名づけた方法であるが、簡単に説明すると以下のようになる。

この調査は4つのパートⅠ~Ⅳから成り立つ。まずはⅠで調査領域を絞るために…

(※全文:1989文字 画像:あり)

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