「理不尽な格差」の解消へ 教育とITの力で地域を変える

GinLeafは東京から広島県江田島市に拠点を移し、DX支援や教育事業を展開。幼児から社会人までを対象にデジタル人材育成に取り組むなど、様々なプロジェクトを推進している。同社代表の安西翔平氏は市議会議員としても活動し、「教育とITの力で理不尽な格差を無くす」ことを目指す。

格差を実感した原体験、
自ら起業し格差解消に取り組む

安西 翔平

安西 翔平


合同会社GinLeaf 代表社員
江田島市議会議員
1996年生まれ、神奈川県出身。学生時代に不登校や父子家庭・母子家庭の両方を経験。高校卒業後は青年海外協力隊を志し、東京農業大学へ進学。タイへの短期留学やロサンゼルスでのインターンを経て海外に関心をもち、大学を中退。NPOの設立やIT企業2社での勤務を経て、2020年に24歳で合同会社GinLeaf(旧GeneLeaf)を創業。2021年に広島県江田島市へ移住し、2022年には江田島市CIO補佐官、2023年には江田島市デジタル推進アドバイザーを務める。2025年10月、江田島市議会議員選挙に当選。

GinLeaf(ジンリーフ)は広島県江田島市を拠点に、「教育とITの力で理不尽な格差を無くす」ことを目指して様々な事業を展開している。同社の代表、安西翔平氏は2020年に東京で起業し、2021年には社員とともに江田島市に移住した。

安西氏が生まれ育ったのは、当時人口7000人ほどだった神奈川県相模湖町(現:相模原市)だ。中高一貫校を受験する時、近くに進学塾がなかったため独学で受験勉強をした。合格して学校に通い始めたものの、すでに他の生徒は小学生の頃から塾でコミュニティを築いており、独学の自分とは世界が違うと痛感した。この時、…

(※全文:2552文字 画像:あり)

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