広島県教育長 全国に先駆けて「学びの変革」、主体的な学びを実現へ
広島県は「学びの変革」を推進し、生涯にわたって主体的に学び続ける人材の育成を目指している。探究的なカリキュラムの充実やICT教育の推進、教職員の働き方改革、不登校等児童生徒への支援など、広島県の教育行政の重点施策について、県教育長の篠田智志氏に話を聞いた。
「学びの変革」に取り組み、
教育の質的転換を図る
篠田 智志
広島県教育委員会 教育長
1975年生まれ。1998年に旧文部省に入省。広島県教育委員会教職員課長、外務省在大韓民国日本国大使館一等書記官、文部科学省初等中等教育局高校修学支援室長、文化庁政策課長などを歴任し、2024年4月に広島県教育委員会教育長に就任。
──広島県では、教育行政の基本方針をどのように描かれていますか。
本県では、総合計画「安心誇り挑戦 ひろしまビジョン」及び「広島県 教育に関する大綱」、「『広島県 教育に関する大綱』に基づく教育委員会主要施策実施方針」を一体として「教育振興基本計画」に位置付けています。
2020年に策定したビジョンでは「将来にわたって、『広島に生まれ、育ち、住み、働いて良かった』と心から思える広島県の実現」を基本理念に掲げ、その実現には「人材育成」、…
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