「ジブン資源×地域資源」が鍵 地域ビジネスの担い手を育成

今若明氏は地域資源の可能性に着目し、広島県廿日市市を拠点に研修や講義を担当してきた。その土地ならではの強みを活用して「選ばれるオリジナリティ」を創出するための知見を伝え、人材育成に貢献。現在は、地域の魅力を活かした新たなツーリズムの開発に挑戦している。

地域資源の発掘・活用をテーマに
各種機関で講義を担当

今若 明

今若 明

株式会社 地域事業再生パートナーズ 代表取締役
はつかいち森のあそび場協議会 事務局
総務省 地域力創造アドバイザー
島根県雲南市出身、早稲田大学卒業。自治体コンサルティング会社や公民協働まちづくり会社を経て、2014年1月に広島県廿日市市で地域事業再生パートナーズを創業。市内外の産業振興・地域活性・人材育成の分野で地域密着&伴走支援を展開。2021年4月には廿日市市の中山間地域の観光関連事業者が参画する「はつかいち森のあそび場協議会」の設立に携わり、現在は事務局を運営。

地域事業再生パートナーズの代表、今若明氏は広島県廿日市(はつかいち)市を拠点に、地域資源を活用したビジネス創出の支援と人材育成に取り組んできた。今若氏は島根県雲南市(旧吉田村)の過疎地で生まれ育ち、早稲田大学を卒業後、コンサルティングやまちづくりの仕事に従事してきた。

廿日市との出会いは、地域振興コンサルタントとして行政から事業を受託したことがきっかけだ。廿日市には世界的な観光資源である「安芸の宮島」があり、中山間地域には豊かな自然環境や魅力的な観光施設が立地し、さらに中四国で最大の都市、広島市に隣接するという交通アクセスの良さも兼ね備えている。今若氏は廿日市に大きな可能性を感じ、その地で2014年に地域事業再生パートナーズを立ち上げた。

今若氏は2010年から約10年間、…

(※全文:2689文字 画像:あり)

全文を読むには有料プランへのご登録が必要です。