シンギュラリティ高等学校 ITスキルを駆使、「楽しく学べる」環境を追求
AI・ITスキルを駆使し、自分の力で幸せをつかむ人を育むシンギュラリティ高等学校。2025年4月の開校以来、通信制高校の自由度を活かし、生徒の個性を引き出す教育に取り組む。同校CEM(運営総責任者)の白石直也氏にこれまでの手応え、教育の特徴、今後のビジョンを聞いた。
広島では14年ぶりの学校新設
2045年を幸せに生きる力を養う
白石 直也
学校法人幸和学園 シンギュラリティ高等学校 CEM(運営総責任者)
広島市の小学校で14年間教諭として勤務し、教育委員会推薦により国の研修に参加(市内2名選出)。教育現場で培った実践的知見と、大学時代まで続けたサッカー経験を生かし、A級ライセンス保持者としてコーチング分野でも活動。現在はシンギュラリティ高等学校の設立に携わり、開校1年目で250名を擁する同校のCEM(運営総責任者)として、個々の強みが社会で生かされる学校づくりに尽力している。
──学校名に「シンギュラリティ(技術的特異点)」を用いた狙いはどこにありますか。
変化の激しい今日、2045年にはAIが人間の知能を超えるシンギュラリティの時代が到来すると言われています。本校の名前には、そうした時代に幸せに生きていける力を育成したいという思いが1つにはあります。
もう1つ「シングル」の部分にも大きな意味が込められています。本校は広島で実に14年ぶりに開校した私立高校です。子どもたちの学びのニーズが多様化しているにもかかわらず、一人ひとりの「個」の成長に特化した学校をつくるのは容易ではありません。…
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