違うことが「当たり前」の社会へ 多様な性に学ぶ、真の多様性

見た目では分かりにくいことが原因で、「いないこと」になりがちな性的マイノリティ。NPO法人ReBitは、多様な性への理解を広めるために学校への出前授業や教材開発など様々な活動に取り組んでいる。代表理事の藥師実芳氏自身も性的マイノリティの一人だ。

身近にいるのに「いない」存在

ReBitメンバー。藥師実芳代表(左から2人目)が学生団体として設立し、2014年にNPO法人化

ReBitメンバー。藥師実芳代表(左から2人目)が学生団体として設立し、2014年にNPO法人化

L(レズビアン:女性同性愛者)、G(ゲイ:男性同性愛者)、B(バイセクシュアル:両性愛者)、T(トランスジェンダー:性同一性障害を含む身体と心の性が一致しない人)。日本では人口の7.6%、約13人に1人がLGBTだと言われている(電通ダイバーシティ・ラボ「LGBT調査2015」)。つまり、学校で40人のクラスなら約3人がLGBTということになる。

NPO法人ReBitは「LGBTを含め『ちがい』をもつすべての子どもが、ありのままの…

(※全文:2743文字 画像:あり)

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