教員の理解と子どもへの正しい授業を LGBT教材「アライ先生キット」

認定NPO法人 ReBit が開発した「アライ先生キット」は、先生が LGBT について学び、全国の学校を LGBT の子どもにとっても安全に過ごせる場とするための教材だ。

教材キット内容 中学生向け(左)、小学校高学年向け(右)

教材キット内容 中学生向け(左)、小学校高学年向け(右)

矢島 進二(やじま・しんじ)

矢島 進二(やじま・しんじ)

公益財団法人日本デザイン振興会理事 事業部長。1962年東京生まれ。1991年に現財団に転職後、グッドデザイン賞を中心に多数のデザインプロモーションに従事。東海大学、九州大学、武蔵野美術大学等で非常勤講師。

2015年に渋谷区と世田谷区が開始した同性パートナーシップ制度によって『LGBT』という表現が新聞等でも出るなど、「普通のこと」としての理解が深まる契機となった。

しかし、LGBT は大人だけでなく、子どもの頃の理解促進が最も重要だ。LGBT は8.9%との国内調査もあり、約12人に1人、40人クラスであれば3人が該当することになる。

そして、性のあり方を自覚するのは、小学生から高校生までの学齢期が多く、いじめの問題もあるが保護者・教員を含め…

(※全文:830文字 画像:あり)

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