滋賀県立大 地域を牽引する「近江環人」を育成、学びの再生産を実現する
滋賀県立大学の「近江環人地域再生学座」は、企業人や自治体職員などが大学院生と共に学ぶ、まちづくりの担い手育成プログラムだ。実践を重視したカリキュラムを提供し、地域再生の実践者から学び、多様な人とのネットワークを築いて、「学びの再生産」を実現している。
まちづくりの担い手を育成する
大学独自のプログラムを展開
鵜飼 修
彦根市にキャンパスを構える滋賀県立大学は1995年の開学以来、「キャンパスは琵琶湖。テキストは人間。」をモットーに掲げ、地域に根差した実践的な教育に力を注いでいる。学生の自主活動である「近江楽座」には毎年700名近くが参加し、地域の人々に学びながら地域課題を発見し、その解決に取り組んでいるほか、学部に「近江楽士(地域学)」、大学院に「近江環人(おうみかんじん)地域再生学座」の副専攻をそれぞれ設けている。
近江環人地域再生学座は2006年度にスタートし、大学院副専攻コースに加えて「社会人コース」を提供。開始当初から学座を担当してきた鵜飼修教授は、「2006年度から5年間は文部科学省の事業として実施し、2011年度からは本学独自のプログラムとして展開しています。学座が始まった当時、地域のイノベーター養成を目的としたプログラムは他になく、…
(※全文:1885 文字 画像:あり)
全文を読むには有料プランへのご登録が必要です。
※無料体験後は自動的に有料購読に移行します。無料期間内に解約しても解約金は発生しません。