最新技術でストレスを可視化し、個人と組織のウェルビーイングを実現

五十棲計氏が滋賀大学大学院在学中に立ち上げた株式会社イヴケアは、最先端の生体測定技術を用い、毛髪中のホルモンからストレスを客観的に測定。そのデータをもとにカウンセリングや研修を行い、ストレスとの正しい付き合い方を教え、個人と組織のウェルビーイングの実現を目指している。

毛髪に蓄積されたホルモンから
ストレスを客観的に可視化

五十棲 計

五十棲 計

株式会社イヴケア 代表取締役社長CEO
1995年、京都市生まれ。2020年、滋賀大学大学院教育学研究科修了。修士(教育学)。指導教員でストレス評価技術が専門の大平雅子准教授(現・教授)と連携して、同技術の社会実装に取り組み、2018年、滋賀テックプラングランプリにてパナソニックアプライアンス社賞、バイオテックグランプリにて日本ユニシス賞および竹中工務店賞を受賞。2019年、滋賀大学が認定する「滋賀大学発ベンチャー」第1号として株式会社イヴケアを設立し、代表取締役社長CEOに就任。現在に至る。2020年、Forbes JAPANの「30 UNDER 30 JAPAN」に選出。

── イヴケアについて教えてください。

滋賀大学大学院に在学中の2019年、指導教員の大平雅子先生と共同で、先生の専門であるストレス評価技術を社会実装する形で立ち上げたスタートアップです。

ストレスを受けたときに分泌されるコルチゾールというホルモンを毛髪から抽出し、「酵素免疫測定法」(ELISA)という技術で定量的に測定することで、ストレスを客観的に可視化するサービスを、企業とそこで働く人たちに提供しています。

(※全文:2421文字 画像:あり)

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