大学生の夏季休暇の予定は「インターンシップ」が最多 マイナビ調査

株式会社マイナビは、2025年3月卒業予定の全国の大学3年生、大学院1年生(2700名)を対象に実施した、「マイナビ 2025年卒 大学生インターンシップ・就職活動準備実態調査(7月)」の結果を発表した。

7月にキャリア形成活動(インターンシップ・仕事体験、オープン・カンパニー、キャリア教育)に参加したかを聞いたところ、前月比12.0pt増の59.4%が参加したと回答した。 内容については前月に引き続き「オープン・カンパニー型(単日開催の企業や大学が主催する説明会やイベント)」が最多で71.6%(対前月2.8pt減)、前月から大きく増加したのは「期間が『半日・1日』の就業体験のあるプログラム」で前月比19.9pt増の45.3%だった。

インターンシップ・仕事体験の選考を受けたことがある人に、選考(ES・面接)で聞かれたことを尋ねると、「自身の強みや特長について」が最多で82.6%だった。直近3カ年で比較すると、「サークル活動・部活動・ボランティア活動について」(前年比5.9pt増)、「アルバイトについて」(前年比3.1pt増)の増加が目立った。課外活動に関する質問は、コロナ禍で行動制限があった際には学生が答えづらいとされていたが、25年卒の学生では徐々に増えてきていることが示された。

夏季休暇の予定を聞いたところ「インターンシップ・仕事体験への参加」が最多で73.3%だった。また、前年から5.0pt以上増加したのは「趣味」(43.1%、対前年比6.1pt増)、「旅行」(30.2%、対前年比5.3pt増)だった。新型コロナウイルスの5類感染症への移行に伴い行動制限がなくなったことを受け、インターンシップ・仕事体験へ参加しつつ、休暇を楽しむことも予定しているようだ。

現在の就活準備レベルについて「何も準備をしていない状態」を0点、「十分できている」を100点として自己採点してもらったところ、「21~40点(あまりできていない)」が37.3%で前年に引き続き最多となったが、前年と比べると3.5pt減少した。「61点以上(ある程度できている+十分できている)」の割合は13.2%で前年に比べ2.4pt増加しており、全体的に見ると就活準備レベルの自己採点の点数は年々上昇傾向にある。

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マイナビ・プレスリリースより