事業構想大学院大学・田中里沙学長が「吉田賞」を受賞 第14回全広連日本宣伝賞
公益社団法人全日本広告連盟は、2025年12月10日に開いた第14回「全広連日本宣伝賞」選考委員会において、事業構想大学院大学学長の田中里沙氏を「吉田賞」に選出した。本賞は、広告主(松下賞)、媒体社その他のメディア関係会社及びイベントその他のコンテンツのプロデューサー(正力賞)、広告関連会社(吉田賞)、クリエーター(山名賞)の各分野で、広告界の向上や発展に寄与した個人を顕彰するものである。
田中学長は、学習院大学文学部英米文学科卒業後に『宣伝会議』編集長や取締役副社長・編集室長を歴任。2012年に事業構想大学院大学の教授となり、2016年からは学長として、社会人向け専門職大学院における教育体系を確立した。新規事業創出や地域活性化を担う人材育成に注力し、教育研究と社会課題解決を直結させる先進的な取り組みを推進している。さらに「クールビズ」「育業」のネーミング、東京2020エンブレム、大阪・関西万博キャラクター、G7広島サミットロゴ等の審査員、政府広報アドバイザーなど、学術と実務の両面から公共政策や社会的ブランディングに貢献した功績が高く評価された。
第14回「全広連日本宣伝賞」各賞の顔ぶれ
今回の選考では、田中学長のほか3氏と1団体が受賞した。
松下賞には、株式会社ニトリホールディングス代表取締役会長兼CEOの似鳥昭雄氏が選ばれた。商品企画から販売までを自社で完結させるモデルを築き、「お、ねだん以上。」のフレーズで企業姿勢を浸透させた経営手腕に加え、似鳥国際奨学財団を通じた人材育成などの社会貢献が評価の対象となった。
正力賞を受賞したぴあ株式会社代表取締役社長の矢内廣氏は、情報誌『ぴあ』の創刊やチケット流通システムの構築により、エンタテインメント分野の情報流通を革新した。デジタル技術を用いたプラットフォーム展開や、集客エンタテインメントを通じた地域活性化・地方創生への貢献など、多岐にわたる情報・文化分野への貢献が評価された。
山名賞には、石岡怜子デザインオフィス主宰のアートディレクター、石岡怜子氏が選出された。数多くの広告キャンペーンやパッケージデザインを手がけ、2022年からは渋谷区立松濤美術館の館長として、アートの知見を活かした新たなブランディングを実践している継続的な活動が評価された。
特別賞は、公益社団法人2025年日本国際博覧会協会に贈られる。アフターコロナ初の万博として「いのち輝く未来社会のデザイン」を掲げ、国内で開催された登録博としては過去最多規模の国際的連携を実現した。2,900万人を超える来場者を集め、万博を成功に導いた多大な貢献が認められた。
贈賞式は、2026年5月13日に静岡市のグランシップ ホール大地で開催される「第74回全日本広告連盟静岡大会」の式典内で行われる。